BLOG
BLOG

 

Haroshi 「GUZO」


2017年4月22日(土) - 6月10日(土)

 

このたび、Nanzukaは、当ギャラリーでは初となる東京都在住の日本人アーティスト

Haroshiの個展を開催致します。

 

Haroshiは、2003年よりスケートボードデッキの廃材を使った唯一無二の彫刻作品

インスタレーションを制作しているアーティストです。

カリスマ的な人気を誇るスケーター、キース・ハフナゲルが率いるストリートブランドHUFとの

コラボレーションや、BATB(*)のトロフィーなどを通じて、現代のストリートカルチャーの

深層を体現する数少ないアーティストの一人としてニューヨーク、ロサンゼルスロンドンなどで

展覧会を行うなど、絶大な支持を集めています。

 

Haroshiの作品は、友人を介したネットワークや、スケートボードショップなどの協力を得ながら

自ら作ったオリジナルのTシャツと交換をしたりして、通常は捨てられてしまう

使い古したデッキ(板)を集めるところから始まります。

 

自身も幼少の頃からスケーターであったHaroshiは、スケートボード特有の様々な技術を

習得する過程で、どれだけの鍛錬を必要とするのかを身をもって知っています。

またその経験から、相棒であるスケートボードにも様々な拘りを持ちながら育ちました。

 

真剣に打ち込めば打ち込むほど、スケートボードのあらゆる部品は、痛めつけられて消耗し

やがて壊れていきます。

それでも捨てずに自分の部屋に取ってあったデッキを見て、ある日Haroshiは、それを素材に

作品を作ることを思いついたと言います。

 

今回発表する彫刻作品は、そうして集めたデッキの廃材をレイヤー状に積み重ねてブロック状にし

そこから造形を削り出すという方法で生まれます。

 

Haroshiの作品が、ストリートカルチャーの周辺にいる世界中の人々から深い共感を得ているのは

その作品が、一般的なリサイクルというものではなく、スケートボードへの個人的な愛情から鑑みて

救済とも呼べる行為だからです。

 

1940年代のカリフォルニアで木の板に鉄製の戸車を付けて滑った遊びが原点とされるスケートボード。

今ではストリートカルチャーという言葉が一般化していますが、その言葉の中枢に

スケートボードがあることは、 ここから派生して生み出されているグラフィックや音楽、ファッション

アートの現在進行形を見れば明確なことです。

 

今や、全世界のスケートボーダーの数は2000万人とも3000万人ともいわれ

2020年の東京オリンピックでは正式種目となることも決定しています。

 

今回のHaroshiの個展は、決して”ファインアート”への挑戦ではなく、むしろ現在進行形で変化し続ける

アートの最先端が、ストリートカルチャー及びHaroshiに近づいてきた結果だと言えるのかもしれません。

 

本展では、“救済された”スケートデッキから生み出された20点以上もの彫像群に加え

同じく救済デッキから生まれたクォーターランプ形状のインスタレーション(*)を発表する予定です。

 

4月22日(土)には、アーティストを囲んでレセプションパーティーを開催いたします。

皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げます。

(但し、本展覧会場内でのスケーティングは禁止とさせていただきます。)

 

*BATB
THE BERRICSは2007年にプロスケーターのSTEVE BERRAとERIC KOSTONが設立した

プライベートスケートパーク。

BATB(Battle at The Berrics)は、そこで行われるプロスケーター達によるSKATE GAMEの

トーナメント戦のことを言う。
*ランプ
スケートボーダーが滑るR状に湾曲した滑走場

 

| - | 2017.04.23 Sunday 21:01 | - | pookmark | author : pehlwansblog4 |
| - | 2017.09.18 Monday 21:01 | - | pookmark | author : スポンサードリンク |
<< 4月18日 | トップページ | JUN KANEKO solo exhibition “SHESAW” >>

CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
PROFILE

近藤 智
COSMO LIQUID
1970年 愛知県生まれ。1995年 日本大学芸術学部美術学科彫刻コース卒業。大学卒業後、デパート等店頭用ディスプレイ、テレビ撮影用小道具等制作のアルバイトを経て、1998年5月頃からフリーの原型師としての活動を開始、現在に至る。
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
LINKS